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綾花 (………あれ?………私の朝食は?……)
冷蔵庫の中には朝食らしきものがはいっていなかった
亮太「朝食出しといたぞ」
綾花「あっ…そうなんだ…ありがとう…」
テーブルに座り朝食を食べ始めた
綾花 (珍しいな…お兄ちゃんが私の分まで出してくれるなんて…)
朝食を食べ終わりそうな兄が私を見てきた
綾花 (えっ!?……何々!?…)
と不意に顔を背けてしまった
綾花 (あーもうーバカバカバカ…何で背けちゃったのよ……ていうか別に何もないんだし背ける意味がないのに……)
そう思いながらも中々顔を戻せないでいる
亮太「なぁ…」
綾花 (え?……今…お兄ちゃんに話しかけられた?……な、何で?…)
そう思い背けていた顔を兄に向けた
綾花「な、何?」
亮太「今日昼ご飯はどうするの?」
綾花 (あー…昼ご飯の話かぁ…)
綾花「んー……どうしよ……勉強しないといけないし家で適当に食べるよ…」
亮太「そう。わかった」
そう言って兄はもう食べ終わっていた朝食の食器を持ってキッチンへと席を立った
綾花 (何で聞いたのかなぁ?……いつもは勝手にどっか行って帰ってくるの遅いのに…)
と、いろいろ考えながら朝食を済ませた
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