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「ねぇ、ミツバー。成績が貼り出されてるよぉ!」
焔が笑顔でそう話掛けてくる。
私の歳は、二十六、まだ、学生だ。
この世界では三十まで学生が普通。
飛び級的なのはあるから、二十八で卒業する人もいるけどね。
「もうすぐで、卒業だねぇ。」
私は俗に言う天才らしい。
だから、二十六で卒業出来る。
「成績、一位だよぉ。ミツバ。」
焔は、笑顔を浮かべる。
嫉妬の目に晒される私には焔しか、友達がいない。
「よかったねぇ。」
焔は、祝福の言葉を私に向けた。
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