第1章

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─サッサッ 竹ホウキを動かして考える毎夜のこと。 あれは……いつ頃からだろう? 14?いや、15歳の時からだ。 家には大きな古時計が置いてある。 それが真夜中0時を差すと同時に聴こえる…… 悲痛な叫び。 最初は怖くて……体が動かなかったけど。 おじいちゃんは理由とか原因なんて分からないと、頑なにそれに触れようとしない。 19の今、いまだに続いてる 『声』 だんだんと、なんにもしてあげることが出来ない私が悔しくて……辛くて…… 彼らに謝るしか出来ない。
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