死地への約束

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~~~~~~~ 「約束するよ。何があっても僕は君を護る」 「そんなの無理よ。だって、トーマ君は弱いもん」 「そんなことないよ。 どんなことがあっても、シクロちゃんを護れるもん」 「ほんとに?嬉しい!ありがとう!約束だよ?」 「うん、約束だ!」 ~~~~~~~ あの日、僕らはそう約束した。 幼子の些細な強がりから始まった約束。 彼女の言うとおり、僕はお世辞にも強くはない。 逃げ足だけが取り柄のようなものだ。 でも、いつしか彼女に淡い恋心を抱くようになった僕は、その約束を胸に今を生きている。 そして、その日は来た。
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