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暴走族
悪評の高い暴走族がいた。
族といっても大集団ではない。三人のろくでなしで、二台のバイクを片方は一人、片方は二人乗りで乗り回している連中だ。
無駄な騒音を響かせ、飛び出しに信号無視。走るというより、バイクで迷惑をかけたがるだけの行動。
その暴走族がはたと活動をやめた。
A家の反応
「ウチは大通りから少し離れた位置だから、そこまで被害はなかったけど、それでも耳障りな音が響いてたから、道路に面したお宅とかは、さぞ迷惑だったでしょうね。どこに行ったのかは知らないけど、ホント、いなくなってくれてせいせいしたわ」
B家の反応
「あいつらときたら、ウチの前の道を朝昼晩関係なく走り回って、もう、うるさいやら危ないやら、腹が立って仕方なかったわ! いなくなってせいせいしたけど、ロープでも張って、仕返ししてやりたかったくらいよ!」
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