第3話大人になった

6/7
前へ
/13ページ
次へ
僕はそのタイムカプセルを開けて最初に目に入ったのは…懐かしい玩具の指輪だ。 きっとその玩具の指輪を入れたのは弥生だろう。 僕が小さい頃、お祭りの時に弥生にあげた玩具の指輪。玩具だけど弥生にとっては大切な宝物に違いない。 更に弥生の紙切れにはちゃんと書いてある。 ‘しょうらいはコウチャンのおよめさんになる’ってなのに嘘つきやがって… でも…約束はちゃんと紙切れには託してくれた…それだけで僕は胸がいっぱいになって…今にも涙が溢れ出しそうだ!でも姿がみれない弥生はきっと何処かでみていてくれてる…だから必死に涙を堪えていた。
/13ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1人が本棚に入れています
本棚に追加