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日に日に残虐な事件が増殖する。人間の思考を侵食する怪物が世間を席巻しているようだ。
非常識は常時、非情なワイドショーと化し、視聴率と聴取率を稼ぎ出す為に、繰り返し繰り返し刺激的な事件を一定のサブリミナル効果で刷り込みし続け、洗脳とも言える前納の情報過多で、良い悪いの境界線を簡単に書き換え続けるメディアに感嘆する。なぜなら1つの凶悪事件の報道の後に類似の模倣的犯行が露呈するのは一度や二度でなく毎度ではないか…
父親が無理心中で娘2人死なせ殺人の容疑で逮捕されました。孫が祖母を鈍器で殴り死亡させ殺人の容疑で逮捕されました。次女が母親と長女を毒殺し殺人の容疑で逮捕されました。長男が母親を撲殺し殺人の容疑で逮捕されました。母親が乳児を遺棄致死…夫が妻を…妻が夫を…姉が妹を…兄が妹を…弟が姉を…何時になったら終わるの?悪夢のNever Ending Story.
あげくのはては家族こそ愛憎の根源、殺人事件になるのはしょうがない。などという専門家なる人物の意見まで報道される始末。ほんの半世紀前の国民が聞いたら、理解不能の事件ばかりが時限爆弾の如く暴発しまくるというのに現代人は不感症並みの不干渉。大切な事にも反抗しないようなプロパガンダが既に巧妙に仕組まれているようだ。
人々の思想を誘導するプロパガンダの天才。ナチス宣伝省悪名高きゲッペルス。彼は言う
"もしあなたが頻繁に大きな嘘を繰り返せば人々は最後にはそれを信じるだろう"
我々にはどんな嘘が刷り込まれているのだろうか。どこに誘導されているのだろうか。
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