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雪兎はくすっと笑って虎太郎の頬を撫でた。
「虎太郎・・・・久しぶりに攻められてたね」
「結構やられた・・・・アイツも狡賢い」
「虎太郎にはかなわないけどね」
「ゆき、そんな風に思ってるのか?」
「だって、そうでなきゃ極道の世界でナンバーワンの地位に君臨し続けられないでしょ」
「ちょっとダメージ受けた」
「あの話、本当?僕が出張の時は浮気してたんだぁ~」
「あっ、あれは・・・・もう・・・・・勘弁してくれよ」
「ふふふっ・・・・でも理玖くんもかなり成長したね。立派な若頭になるんじゃないかな、雷文虎太郎を脅すなんて。あっ・・・・僕がどうこう言うことじゃなかったね」
「いや、桂斗がさ・・・・理玖を足抜けさせてくれとか言ってきたからさ」
「えっ?」
「今日の会合の後にちらっと・・・・寄ってきて理玖の足抜けについて話したいって言ってきた。明日、理玖が学校に行っている間にあっちの家へ来てくれだなんていってきてさ」
「桂斗は理玖くんをどう思ってんだろ」
「憎からず思っているだろうよ」
「佐竹さんのように愛してるってこと?」
「煮え切らないってところかな・・・・・アイツらもう寝てるからな」
「え?躰の関係はあるってこと?」
「そう云うこと」
パサリと雪兎をソファに押し倒してTシャツの中に右手を侵入させる。
「ちょ・・・・虎太郎!話がまだ・・・・・」
「3日間も出張に行ってたんだぞ。俺はゆき不足で死にそうだったんだ」
「他で発散してたくせに・・・・・」
「してないよ・・・・・お前を待ってたんだ」
耳元で囁きながら耳朶をねっとり舐められる。躰の芯から湧き上る快楽が自分を満たすまでに時間はかからなかった。
「僕だって・・・・・我慢してたよ」
「俺を欲しがってくれたか?」
「もちろん・・・・・虎太郎以外満足できるわけないだろ?」
「そんな可愛いこと言われたら・・・・俺、止まらなくなっちまうぞ」
「明日は休みだから・・・・・その・・・・・////」
「どうしていいの?」
「めちゃくちゃ愛されたい///」
「いい答えだ、ゆきは最高だよ」
そのまま虎太郎に抱えられ、雪兎はベッドルームに消えて行った。
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