第1話

2/40
110人が本棚に入れています
本棚に追加
/54ページ
これはある男の物語である。 そして今日はその男の旅の始まりの日でもある。 そして...........。 「なんとその男とは俺のことなのであ~るwww」 .....とまぁ1人でこんなことを言っているのは決して俺の頭がとんちんかん。だということではないのでご安心を。 俺はただ、今のこの状況から逃避したいだけなのである。 男の名前、いや俺の名前はひとまず置いておくとする。 なぜかって?そんなの簡単なこと "名前"なんてそんなに大切じゃないからだ。 大切であり重要なのはこの俺におきた。いや、おきてしまったというべきだろう"出来事"だからだ。 そうだな.....まずは俺の話を聞いてもらおうかな。 俺は普通の高校1年、16歳。 今は5月でつい1ヶ月前に入学式が終わったばかりの頃である。 俺は頭脳が特別良いというわけもなく、かといってバカというわけでもないと思う。運動も同じくそんな感じでいわゆる平凡な男子高校生。 そして今は学校が終わり放課後である。 ....だったはずだった。 にも関わらず どうしてこうなってしまったのだろうか。 それは今朝のことから始まる。
/54ページ

最初のコメントを投稿しよう!