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これはある男の物語である。
そして今日はその男の旅の始まりの日でもある。
そして...........。
「なんとその男とは俺のことなのであ~るwww」
.....とまぁ1人でこんなことを言っているのは決して俺の頭がとんちんかん。だということではないのでご安心を。
俺はただ、今のこの状況から逃避したいだけなのである。
男の名前、いや俺の名前はひとまず置いておくとする。
なぜかって?そんなの簡単なこと
"名前"なんてそんなに大切じゃないからだ。
大切であり重要なのはこの俺におきた。いや、おきてしまったというべきだろう"出来事"だからだ。
そうだな.....まずは俺の話を聞いてもらおうかな。
俺は普通の高校1年、16歳。
今は5月でつい1ヶ月前に入学式が終わったばかりの頃である。
俺は頭脳が特別良いというわけもなく、かといってバカというわけでもないと思う。運動も同じくそんな感じでいわゆる平凡な男子高校生。
そして今は学校が終わり放課後である。
....だったはずだった。
にも関わらず
どうしてこうなってしまったのだろうか。
それは今朝のことから始まる。
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