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だが続けられた言葉が、益々、那々の混乱を呼ぶ。
そして、
「だから、那々……」
切迫した面持ちを向けられ、なんだか決定的な言葉が飛び出しそうで
那々は、慌てて直之の話を遮った。
「待って。なんだか、話の内容が意味不明なんだけど」
えっ……。
同時に、直之の顔が更に固まった。
そして直ぐに、少し照れ臭そうに苦笑に綻びる。
「ごめん。俺、ちょっと緊張しちゃって……」
だが、やっぱり那々には、この話のどこに緊張の要素があるのか
全く見えない。
「ねぇ、直之」
だから、彼を落ち着かせるように、ゆっくりと続けた。
「何がどうなってるのか、順を追って話してくれない？」
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