第8章  流れの行方(続き)

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なんとなく返す言葉も見付からず、短い沈黙がにわかに宿る。 しかし、いきなり覚醒したように再度聞かれた。 「で、どう? ウチのかみさんと子供も行くし。 あっ、あとなんか謙悟のヤツが失礼な事しちゃったんだって? それで、そのお詫びも兼ねたいって、 なんか張り切って、ご馳走作るみたいなこと言ってるからさ」 えっ?! クマゴロウのご馳走? そう思った事が、顔に現れていたのだろう。 淡く苦笑した立花が、 「あれで、アイツの料理、めちゃくちゃ美味いよ」
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