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シェリルがVウィルス活性化しているか?と確認してきたので、そこは素直に認めた。
すると少し戸惑いよりも困惑しているような顔になるので、ここまで来てやっぱり無し!と言い出さないかと不安になる。
「活性化してる俺の相手するの、やっぱり嫌か?」
再度確認するとシェリルが呆れたようにため息を吐いた。
「ね、手首放して」
邪魔だからと押さえ込んでいた彼女の細い手首を解放すると、そのまま俺の首へと回しグイッと頭を自分の方に引き寄せると、軽く唇を重ねた。
「…明日も仕事あるから、1回だけよ」
彼女の提案に1回だけかよ!と言いたくなったが、回数制限はあっても時間制限はないのなら、それを利用しない手はない。
ちょっと残念そうな顔をしてシェリルに聞き直し、ハッキリ言わせてしまえばこっちのもの。
「俺が1回の間に、お前は何回かな」
「な、何言って…」
「1回は1回だろ」
これ以上シェリルが条件付け出す前に、唇を塞いで言葉を奪ってやった。
キスでまた気持ち良くなってきたのか、はたまた諦めたのか、今度は抵抗も何も無く、むしろ一度解いた首に回した腕をまた絡めて来た。
唇を離すと嬉しくて笑みを浮かべたままシェリルを見下ろし、いただきますと小さく言ってからその白い喉笛に獣よろしく狙いを定めて飛び付いた。
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