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そして、結婚式の当日、白馬に乗ってやってきた祥吾君は二人いた。
みゆきは驚いた。
「えー何でしょうご君が二人いるの」
「おい、健吾お前は邪魔だよ。僕とみゆきちゃんの結婚式なんだから白馬に乗るのは俺だけでいいんだよ」
「いや、あの時約束を交わしたのはこの俺だ。健吾の方だぜ。みゆきちゃん忘れたのかい。あの時、目の下に黒子があっただろ。あれは俺の方だよ。みゆきちゃんは俺と結婚するんだよ。祥吾こそ邪魔だよ」
みゆきは驚いていた。あの時約束を交わしたのはどちらなのか。
今のみゆきにはもうわからない。
しかし、双子だったとは思いもよらなかった。
小さな約束はこの後どうなるのだろうか。
また新たな展開に入るみゆきだった。
終わり
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