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他の女性社員たちは自分をアピールしようと色めきだっていました。
その中みゆきちゃんは目もくれずに仕事に打ち込むのでした。
その若者は周りの色めきだった女性達をしり目にみゆきちゃんの所に行きます。
「おはよう」と声をかけて自分をアピールしようとしています。
しかし、みゆきちゃんは全く相手にしていません。
仕事しか眼中にないように見えます。
それでも、若者は、話しかけます。
「若林です。よろしくねみゆきちゃん」と言いますが、みゆきちゃんは、資料から目を離さずに受け答えをします。
「はい、よろしくです。今忙しいから、仕事の話だけにしてくださいね」
と言われた若林君は苦笑いをしている。
それでも毎日めげずに若林君はみゆきちゃんに声をかけていきます。
そんなある日みゆきちゃんは若林君に「ねえ、君、たぶん私と同じ年だと思うけど、くだらないことしてないでさっさと仕事したら」と言うのです。
それを聞いて若林君にんまりと微笑んで「やっとぼくの事目の中に入れてくれたんだね。みゆきちゃん。迎えに来たよ。はいこれ」と言ってみゆきに手渡したのは、白い馬のぬいぐるみ。
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