自殺した彼女の幼馴染み

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部活の関係で生徒会室に行く機会があった。しかし目的の人は不在で、生徒会長しかいなかったのでメールのことを相談してみた。生徒会長はしばらく考えこんでからこう言った。 「メールについては2つの仮説が成り立つ。メールの送信予約を自殺の翌日に設定したか本当にあの世から送信したかだな。」「なんのために?」 「全て推測だが、彼女は学校がいじめの事実を認めないと踏んだのではないかと考える。なぜなら…」「うちが私立だから?」 「そう。いじめに関わっていた生徒の内申点はがた落ち、受験も危うくなる。進学実績とブランドを失うことになる。いじめがかなり大規模だったから彼女はそう考えた。そこでいじめの実態を君に託した…」 「なぜ?」 「彼女は君に好意を持っていたのではないか?」 「う……そ……」 「あり得る。幼馴染みなんだろう?だから君には自分の死の真相を知っておいて欲しかった。」 「そんなはずは…」 「君に好意を抱いているなんてことが周りに知れわたれば君も危ないから彼女は思いを隠していた。さて話が逸れたが…」
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