東京について

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仕事を休んでからもう何日も経ったし、それは何ヶ月単位だった。 結局仕事は辞めることで話はまとまり、ケリはつき、私は無職になった。 無色にはなれなかった。 何にもしないということが、とても楽で、だけどもこんなに心が痛むことだなんて。 もしかしたら日本人という血は私を責めているのかもしれない。 病気で休むことになって休んでいる。 だけど今となっては休みたいから病気になったような気さえする。 診断書にはうつ病と書いてある。 それが本当なのか信用できていないのは紛れもなく私自身。 一人で出かけられるようにもなったし、電話が鳴るたび不安げに鼓動を早める心臓も、電話を鳴らなくしてしまえば済むことだと知った。 眠れない夜はたくさんあったけど、眠れないからといって何ヶ月も仕事のことを考えるほど私は時間の無駄遣いをしなかった。 だけど本当に、私は何がということではなく、苦しかった。 今、この瞬間も、なんだか苦しい。 ただ毎日、なんにもせず休んでいるだけだというのに。
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