翔真とまひろの夜

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「まひろ、俺ももう限界だ……。いいか?」 「はい………」 長い長いキスの後、呼吸がなかなか整わず乱れる息を鎮めようとしている間に、すっかり準備万端ってことになってる。 さ、流石…仕事が早いんだから…主任。 「いくぞまひろ。力抜けよ?」 「は………はぁぁぁんっ」 身体の中心が引き裂かれるように、ゆっくりと奥の奥まで貫かれていく。 鈍い痛みと同時に、愛しさと嬉しさが込み上げて……たまらない。 繰り返される律動に合わせて、揺さぶられるのはカラダだけじゃない。 主任のことを愛している私の心も。 もっと、揺さぶって。 もっと、私を………愛して。 天まで登りつめそうなほど幸せな気分で、ふたり一緒に愛に堕ちた。
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