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―― 追憶の日 ――
静寂響く 深々と
その境に触れ 涙落ち
過去に身を寄せ 今忘れ
未来に馳せて 今にいず
無音の世界に旅をする
暗闇彷徨い 旅をして
ただ聞こえるは 己の音
ドクドクドキッと時刻み
見えた世界は 鉛色
要らないメモリー 時空へ消去
窓の外には綿雪が
ふわりふわりと舞っている
疲れた心癒やすよに
代わりに涙流すよに
優しくふんわり 落ちとけた
凍った心も溶けてゆく
†181215
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