友達

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──────── 「雪、会いに来たよ」 僕はそう言って、縁側に座る、真っ白な猫の頭を撫でる 『…ニャー』 僕を見て小さく鳴く雪を見て、懐かしくなった 子供の頃、一緒に遊んだ小さな友達 昔と変わらず真っ白な毛と、空色の目がとても綺麗だ 『ニャー』 ゴロゴロとノドをならしながら、僕に飛び込んでくる雪に嬉しくなる ……覚えていてくれたんだなぁ 大分前のことなのに、 一緒にいた時間は少なかったのに ありがとう、雪 覚えていてくれて 約束、遅くなってごめんね 僕は腕の中の小さな温もりをぎゅっと抱きしめた ─────────────
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