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いつからか、優哉君に撫でられるのがすごく嬉しくなった
お日様のような匂いがする優哉君に安心するようになった
毎日私と遊んでくれる優哉君を好きになった
優哉君が私の部屋に来る前に私が優哉君の所へ行くようになった
優哉君の膝の上に座って、優哉君に撫でられる時間が大好きだった
友達がいなかった私の初めての友達
「長い間、ありがとうございました」
今日は優哉君が帰る日
「優哉君、気をつけて帰ってね」
優哉君はお母さんに抱かれたままの私を撫でる
「雪、また来るね」
『絶対また来てね?』
名残惜しい優哉君の手に自分から擦り寄る
「雪ったら、すっかり優哉君が好きになったみたいね」
「僕も雪が大好き。また来ても良いですか?」
「えぇ、もちろん。雪に会いに来てあげて」
優哉君はそっと私から手を離す
あぁ、優哉君に会えるのはいつになるんだろう
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