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昼休みのチャイムが鳴ったので、私は廊下に出ると、その一秒後に良樹、風輝、瑞穂の三人が略、同時ぐらいに廊下に出てきた。
「さあ、行こうぜ。」
と良樹。
昼休みは四人で学食へ向かうのが日常なのだが。
「あれ、綾乃どうしたの?今日、弁当持ってくるの忘れちゃった?」
と心配そうに瑞穂が訊いてくれる。
「あのね....。ちょっと皆に相談があって....。」
「どうしたんだよ畏まって。」
と良樹。
「私ね、クラスで気になる女の子が居て、その子、いつも独りだから友達になってあげたいな~って....。私がなりたいのかな?それでね、皆に紹介はしたいけど、その子、ちょっとまだ人に対して慣れてなくて....。」
結論が言えなくて、どうしても回りくどい喋り方になってしまう。
これでは、その子と友達になりたいから三人と一緒にご飯は食べられません。と断っているようなものである。
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