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昨日はいつもより早くベッドに入ったのだが、今日のデートを妄想すると、興奮して、殆ど眠れなかった。
今も睡魔は襲ってこないが、目の下にくまができていないかが心配なので、瑞穂は、膝の上に乗せた白いトートバッグの中から、コンパクトミラーを取り出して化粧直しをした。
一番に綺麗に見られたい人とのデートなので、メイクに二時間以上もかけた。
ファッションも洗練した服装で、いつもの彼女よりハイセンスである。
時刻は、一二時五五分。
胸の高鳴りが激しくなってくる....。
もう一五分も時間が経ったのだ。
どうして緊張したときに回る時計の針は、こんなにも早いのだろう....。
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