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「おい、蓮!今日部室来んのか?西谷先生が来るならクッキー用意しておいてくれるってゆってたぜ?」
「お、にっしーのクッキーがあるなら行くしかないな!」
「おっけい!それじゃあ先生に言っとく!」
俺、蓮は普通の高校二年生。親が敷いてくれたレールをしっかり従順に歩んでる。
少し変わったことといえば、軽音部に属してはないんだけど、なぜか部員の一人のように扱われてる。
それは西谷先生っていう25歳の先生に気に入られてるからだ。
西谷先生は去年高校一年生だった時に、さっきクッキーの話をしてた俺の親友の宏樹(ひろき)が軽音部作るために顧問を無理やり頼み込んだ25歳の美人女教師だ。
そのときに先生が出した条件が、話し相手を部活の時間中に用意してくれたらっていう条件だった。
んで、その相手が俺ってわけ。
俺も別に音楽は嫌いじゃないし、どうせ放課後は中学一年生の妹をピアノの習い事から拾う6時までは暇だったから、宏樹のためにも西谷先生の話し相手になることを承諾した。
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