第1章

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そこまで聞いて、やっと冷静にゆきの姿を見ることができた。 九歳に亡くなったはずなのに全体的に成長している。 「何で大きくなってるの?」 「だって、俺だけ子供のままじゃ、可哀想だろ?」 それはそれでいいと思うが。じっくり見ると何処と無く面影はあるけど、小さい頃とはだいぶ違う。 「何だ、駄目だったか?」 「別に。ただ、イケメンが鼻に付くって思っただけ」 素直に褒めてやればいいのにできなかった。 .
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