第1章

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「また、あした!」 「うん! またな!」 最後に“また”と手を振った親友にもう会うことはなかった。 ―――――――――――――― 「ほら、来てやったぞ」 持って来た花束を物言わぬ親友に押し付ける。 最低限の片付けしかされてないそこには、他に誰か来た様子はない。 いつの間にこの冷たい所に来るのも、俺くらいになっていた。 .
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