第1章

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捲ったそこには裸の男が気持ち良さそうに寝ていた。気持ち良さそうなんて、変な意味じゃなくて、そのままの意味だ。 この男は一体何なんだ? 何をしたって言うんだ? いや、何も、ナニもしていないはずだ! 自分の体を撫でて見ても、特に何も変わりはない。 取り敢えず、こいつに聞く方が早いだろう。末恐ろしいが、仕方ない。 「お、おい……、起きろって……」 声だけでは反応はなく、体を揺すっても起きない。顔を軽く叩いてみるか……? .
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