第1章

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貸してやった服を着ている様子を見ながら、考えた。 俺たちの関係は幼馴染みで親友だった。 互いに名前の読み方を間違われることが多く、敢えて、ゆきが俺をさちと呼び、俺も友紀をゆきと呼んでいた。 これは俺たちだけの呼び方で他の奴には呼ばせなかった。 だから、裸男がゆきだと思うに至った。 着替え終わると当たり前のように机の前に座る。俺もその流れで茶を出す。 .
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