第一話

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バッタンッ… 部屋中大きな音に包まれた。 「ルマニ・マストール!てめぇ!」 ドアからはひとりの青年が入ってきた。 「何ですか。朝から五月蝿いな。エンデ」 青年はエンデと呼ばれた。エンデは机に座っているルマニをすごい形相で睨んでいる 「ルマニ…今日の朝お前から指令が来てた。」 「それが何だと言うんですか?エンデ」 「ルマニ…お前っ…!」 言いかけた瞬間後ろから声をかけられエンデは振り向いた。 「そこまでにしておきなさい。エンデ君…」 「リーンさん…何でかばうんだよ!」 「エンデ君…」 「何だよ。」 「社長に敬語を使おうね。…ルマニ…じゃなくマストール社長よ?」 リーンは優しく天使のように微笑んだ。まさしく天使のような悪魔の微笑みだ。 「…すみませんでした。」 バッタンッ…
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