第二話

6/14
前へ
/195ページ
次へ
「騙した何て人聞き悪い。」 白衣を着たルマニが椅子から立ち上がりエンデに近付いてきた。 「てめぇ!俺は聞いてねぇぞ!お前が保健医で潜入…モゴモゴ…」 話してる途中いきなりルマニに口を手で塞がれてしまった。 「な…モゴ…」 「シーッ…大きな声で叫ばないでください。」 とルマニは小声で言った。 「エンデ…私はあなた方に指令を出した。そして私にも自分で指令を出した。なぜ、自分の指令をエンデに言う必要があるんですか?」 とニッコリ笑って微笑むルマニ。エンデは手を叩いて離せと合図する。 「はぁ~、って事は俺等は別行動なのか?」 「最終目標は同じ…けど追うものは違う。」 しばらく黙る二人の沈黙を破ったのは悲鳴… 「キャー!!」 【悲鳴?近くだ。】 エンデは悲鳴を聞いておもいっきり立ち上がろうとした。
/195ページ

最初のコメントを投稿しよう!

34人が本棚に入れています
本棚に追加