第7話ー仇敵再戦ー

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ギュルルン!! 「っうぁ!!」 蔦が放たれ、身体に巻きつく。かなりキツめのそれは、捕縛するだけでなく肉と骨を軋ませた。 ギュチ… 「っ痛ぇな…!!」 ギシ。 『ギュアェォオオォ!!』 「…げぇ。」 そんな状態の俺を、ロードもとい紅鶏(バジリスク)が見逃す筈もなく。 ズドドド!! 飛ぶわけでもないのに、無造作に羽をバタつかせながら迫る。 「こ、の、」 ギシ、リ。 蔦の軋みが、少し歪になった。 「!」 ロードの目が、少し色を変える。 キュキュィン!! 召喚されたデュランダルが、青白く光り輝く。 「【限界突破】《オーバーリミット》!!」 「来たか、」 「出し惜しみなし、こっちも全開だ!!」 ブチヂィ!! 短期決戦をご所望なら、こっちもその形で応えてやる。 「喰らえ…!!」 絡み付いた蔦を破り去り横方向に高速移動、素早く剣を居合いの型に構えた。 「【魔斬/巌】!!」 「っ!?」 (いきなりか!!) 『おぉーっと!この技はまさか!交流試合で見せた大技!!』 ギュギュギュ…!! 馬鹿みたいに魔力を圧縮し、刃に乗せて振るった。 ブン… 「!!」 超大な魔力の斬撃が地を走った。 ゴォアッ!!
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