第12話ーLIARxLIARー

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ーAM6:20ーエドワード家別邸ー 「ぐ、か…ん?」 昨日は、随分と夜遅くまで騒いで飲んで食べた。 「喉痛ぇ…」 ペタペタと、寝ぼけ目の光輝は冷蔵庫から勝手に水を出して飲み、また二度寝に勤しんだ。 「自分ん家かよ…」 かく言う俺も、何か身体が重怠い、胃もたれだ。 「外の風でも浴びるか。」 今日は適当に京都の街を散策して夜には東京に帰る予定だ、意外と予定は詰め詰めだ。 ガチャ、 「あ。」 「あ、」 外に出て、すぐにレクシアがいた。 「おはよう大輔、」 「ん、おうっ。」 何か、恋人同士だったらこんなんかな、とか変な妄想に浸ってみたりした。 「そだ。お前にさ、一つ言っとかなきゃいけない事があんだ。」 正直言って、この事をレクシアに伝えるのが京都へ来た一番の理由でもある。 「テフヌトの事なんだけど…」 「!!」 レクシアの表情が一変する。 「テフヌトが?どうしたの。」 優しく諭すようにレクシアは話に乗ってくれた。 「…せっかく紅葉キレイだし、歩きながら話すかっ?」 「うん。」 また言うのだが、俺は絶景を飽きずに眺め続けるタイプだ。
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