第7話ー仇敵再戦ー

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ドゴォンッ!! 激しく地鳴りがし、砂塵塵芥が舞い上がる。 ォォッ… 「ふぅ、」 カシャ… 剣を構えるのは止めない、今のでロードを仕留め切ったと割り切るのは早いからだ。 「よくもまぁ、あの落ち溢れがここまで這い上がったもんだ…」 「しぶてぇな、」 砂塵が晴れ、赤い物体が目に見えた。フルンティンは壁に変形していた、 ゴゴ、 『何と!ロード選手受け止めている!!あの攻撃を無傷で切り抜けた!!』 「化け物かよ…【巌】を完璧に防ぐなんて、」 「俺のフルンティンは変幻自在。攻撃も防御も兼ね備えた究極の一振り、魔界五剣に数えられてないのが不思議なくらいだ。」 自画自賛が過ぎるわ、そう言いたいが余裕はない。 (限界突破、タイムリミットはまだ先だが、こりゃマズイな…) 思ったよりもダメージを与えられていない。これでは仕留めるまでにいかない… ギュン、 (早ぇとこ、重い一撃を叩き込む!!) 「!」 有利に戦闘を進めるには、先手必勝が俺にはお似合いだ。 「【鯱矛】《しゃちほこ》!!」 「…また、珍妙な術を。」 放つ、大きな角を有する巨魚。 「フルンティン。」 ぼこんっ。 鈍い音を立てて、フルンティンの壁に突き刺さった。
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