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「聖也君!!くっ!!」
チャッ!!
黒嶋は懐から拳銃を取り出し、『ヴェノムタイガー』に向けて構える。
「動かないでください!!警部!!でないと撃ちます!!」
「・・・」
が、『ヴェノムタイガー』は黒嶋の警告を無視し、少女と聖也の方へと歩み寄る。
「くっ!!すいません!!警部!!」
ダァンッ!!
黒嶋はやむなく『ヴェノムタイガー』の左足を撃つ。
パキィンッ!!
「・・・」
「なっ!?」
が、『ヴェノムタイガー』の足は弾を貫通せず、足から火花が散っただけだった。
「グオオオォォォーーーッ!!」
「うわっ!?」
足を撃たれた『ヴェノムタイガー』は聖也達に歩み寄るのを止め、右手の爪で黒嶋に襲いかかった。
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