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身長は俺と同じか、それ以上。
物腰が柔らかく、女受けしそうだ。
しかも、顔が文句なく男前。
後で調べた事だが、成績優秀、スポーツも出来るらしい。
そんな少女マンガに出てくるような、完璧な人間が居るのか?
俺は・・・俺は負けたのか・・・?
いや、勝負はこれから。
俺があいつより勝っているとわかったら、愛美も考え直すに違いない。
俺は勝手に自分が良いように解釈した。
早速、家に帰って果たし状を認めた。
しかし、俺はあいつの下の名前を知らない。
故に、下駄箱に突っ込むというような安易な手は使えない。
学年はわかっているが、五十嵐というありきたりな名字は、全クラス合わせると10人ほど居るからだ。
結局、直接部室に届ける事に。
見たところ、製菓部に男はあいつ1人だからだ。
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