城ヶ崎 鎮という男

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「桃ちゃん、ご苦労様。凄く良かったわ。」 「それはどうも。」 どうせまた、私を笑い者にしてたんだろ。 何が悲しくて女なのに女装。 ・・・恥ずかしすぎる。 自分だってばれない事を祈ろう。 五十嵐 桃花は、自分が美しい事を知らない。 美男子が女装したら美人になるように、もともとイケメンの桃花は、それなりの格好をすればいくらでも綺麗になれる。 周りから男っぽくあることを求められてきた桃花本人には、その自覚がない。 菖蒲は、そんな桃花の反応を楽しんでるふしがある。 「結果が楽しみね。」 菖蒲・・・また悪い顔してるぞ。
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