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「今の、1年の尾川 誠君ね。男の子だけど、今年の新入生の中でも一際目を引く可愛い子だったから、私の美少女図鑑にも載ってるのよね。」
ほら。と菖蒲は自作の美少女図鑑なる物を私に開いて見せた。
中には隠し撮りらしき写真と、どうやって調べたのか分からないプロフィールやスリーサイズが書いてあった。
どうやら学校中の美少女が載っているらしい。
これは・・・一歩間違えれば犯罪じゃないのか?
いや・・・見なかったことにしよう。
こんなものを作る暇があるのなら、別のものに情熱を傾けられないものか・・・と思う。
「ほんと勿体ない。女の子だったら、私のハーレム化計画に率いれるのに。」
何を計画しているんだ。
「それはさておき、桃ちゃんも部活行かなくていいの?」
そうだった。
こんな所で油を売っている場合ではなかった。
副部長故、他の部員が来る前に、いろいろと下準備をしておかなければならないのだ。
私は急いで部室へと向かった。
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