8人が本棚に入れています
本棚に追加
/11ページ
俺はホテルの大きな窓から射してくる暖かい日差しで目が覚めた。
昨日は夢中になりすぎてカーテンを閉めるのも忘れてたんだ、
まだ瞼の重さを感じながらも無意識にあいつを探していた。
となりを見たら寝息を立ててるしおりをみつけた、まだ肌の感触も残ってるのに
なんだかとても遠く感じて……
なぁ、俺のこと好き?と声に出さずに問いかけた
昨日あんなに抱きしめあったのに、お前の心ん中がわかんないよ……
俺としおりは付き合い始めて半年になる。
お互い忙しいしそんなに会えないけど、俺なりにがんばって時間も作ってるし、できる限りのことはしてきたつもりだ。
でも、最近いやな噂を耳にして
それから気になって胸の真ん中へんがもやもやしてしかたない。
だからって、本人に直接聞く勇気がなくてどうすることもできなくて……
ぼんやりとそんな想いを巡らしてたらしおりが目を覚ました
最初のコメントを投稿しよう!