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「お兄ちゃん待って。そっちは居る。そのまま右に」
数分もすると森から抜けれる。鉄の匂い。
下は液体と死体だから、真っ赤だと思う。
「大通りにまだ人が居る」
地下はさっさと逃げてるな。先生も近くの子供らをさっさと逃がしたっぽい。
残ってるのは10越えたメンバーだね。
ここにいる人間はだいたい敵なんだよ!皆殺したいけど弾は数が決まってるしナイフ1本は……。
「私も暴れちゃおうかな」
「マリー!?何いってんの!」
確かに魔法?は強そうだけど!
「強そうじゃなくて強いのよ!まだね」
まだって何!?
「神の雷にでもやられればいいのよ」
ごろごろと雷がいくつも落ちる。
え?なんか大通りの人間が焼け死んだよ?
「え、これが未来では普通になるの?人間が使うと他の生き物死なない?」
「他の生き物もあれを使うから問題ないよ」
生きているのが今で本当によかったと思うよ。命がいくつあっても足りないよ。
「お前ら!人間は止めとくからさっさと行け!」
お兄ちゃんが呼び掛けると大通りの人達が走り去っていく。ナイスだよ!お兄ちゃん!
「そこの路地裏!2匹!」
「何処だー!」
あ、お兄ちゃんが殺意MAXだー。こわーい。
「そこ後ろ!」
「どっせい!」
え、人が縦真っ二つ!テンション上がるー!
「次はー……っ!?」
え、待って、なにあの量。
「うちらより多い人数で攻めてくるとか。さすが人間汚い!」
「言ってる場合か!何処だ!」
えー、ふざけたくもなるよー。
「城の方。馬鹿みたいに集まってるよ。大砲とか使えたら楽なのにねー」
あいつらほんと腐ってんじゃない?化け物共が!
「なんか中に同類の匂いもするしー。逃げるが勝ちじゃない?」
「場所ばれるだろ!」
そうだよねー。でもさ、死ぬよ?行ったら死ぬよ?
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