0人が本棚に入れています
本棚に追加
「ローラ!てめぇまたなんか食べたろ!」
「食べてねぇよ!つか石とか食えるわけねぇだろ!」
私たちの街にある唯一の病院。医者をやっている男が1人。それと手伝いしてる子供が数人。私たちが来る時は子供は奥にやっているらしい。
隠されても私場所分かるんだけど!意図的に隠されてるのが分かって気持ち悪い。
「だったら何でまたこれ伸びてんだよ」
背中に張り付いているツタを引っ張られる。
「やっ!?ちょっ痛い痛い痛い!」
このツタ、肩の辺りから生えてて、無駄に栄養を取ると伸びていってしまう。伸びていったら何が起こるかわからないから、食べるなっていうの。
地面にたってるだけでもこれは成長してるけど。
「……切れないな」
そう、頑丈で斬ろうとしても斬れない。燃やしたら痛かった。
「報告はしたじゃん。お兄ちゃんが斬ろうとしても斬れなかったって」
「そうだったか?バレット」
「……ん?」
バレットはお兄ちゃん。私の唯一の家族!とっても優しいんだよ!
「あぁ、弾かれたな」
「お前で弾かれるのか。なら斬れないのかもな」
「最初から言ってるじゃん」
全く。私の話を全然聞かないんだから。壊してやろうか。
唯一の病院の医者を壊すと私たちが困るんだよねー。人質とかにされたら困るかも?あ、逃がしてくれるなら売るな。
「じゃあ、目の方は?」
最初のコメントを投稿しよう!