二章 追撃。
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相変わらず歯切れの悪い口調でラットは話す。なるほど、そういうことか。 「構わん。金は出す。魔力結晶を使っての会話ぐらいまでならこぎつけられるだろう?」 顎を手でこねながら頭をひねっているがいつものことだ。こいつならなんとかするだろう。 「頼んだぞ」 そう言い残し、出口まで歩を進める。やらなければならないことは山積みだ。 億劫な気持ちになりながら私は扉を引いた――。
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