0人が本棚に入れています
本棚に追加
/12ページ
さっそく話す機会が来てしまった。
遠藤くんは寝ていて気づいていないが前からプリントがまわってきている。
机に置かれた2枚のプリント。
話しかけなきゃダメだよね…
”遠藤くん”と呼びかけようとすると左から真優美が
「ほら遠藤!莉子が困ってるよ!起きなって」
笑いながら先に声をかけた。
真優美は少し声が大きいので周りに注目される。
私の名前が出たので私まで注目されている気がしてなんだか恥ずかしくなった。
「ごめん…佐々木さん」
遠藤くんは眠そうに私にプリントをまわす。
最初のコメントを投稿しよう!