第3章

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「夢とか希望とか、ないのか、おまえらには」   初老の担任の先生は、笑いながらも呆れ顔。 「先生にはあるの?」 「あるさ。BMWに乗りたい」   教室内が、わっと湧く。 「なんでぇ、それ?」 「教師は薄給だもんね~」 「まあまあ、それは別の話だ。本当の夢は、おまえらが自由に羽ばたいていくことだ」 「くっせ~」 「先生もトシだなあ」
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