第2章
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「お父さん、お弁当、シンクの横に置いてあるから」 「うん」 「あと、ご飯食べたら、水につけておいてね!」 「うん、うん」 「帰りは何時? 何食べたい?」 「魚」 「解った。あ、シャツにアイロンもかけておいたから! じゃあね!」 17歳になった私は、父ひとり子ひとりで、暮らしていた。
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