0人が本棚に入れています
本棚に追加
「何…怒ってんのさ。」
「は?俺が怒ってる?」
「そ…そうだよ。」
「…じゃあ、良い事を教えてやるよ。その黒猫は俺だ。」
私は、一瞬黙った。
最初は、海の冗談かと思って私は笑い飛ばしてしまった。
…が。
説明をしてくれた海の話を聞いて、私は記憶が無いことを慌てて話そうとしたけど海は聞く耳を持たず。
そして、海は悲しそうに…。
「だから、人間なんて…大嫌いだ。」
その言葉に、私は突き刺さった。
海が出て行ってしまい。
私は追いかけようとしたが、なんて声を掛けたら良いのか分からず立ち止まったまま見過ごしてしまった。
その夜。
お姉ちゃんに相談をした。
信じてもらえないかもしれなかった。
でも、真剣に聞いてくれた後。
お姉ちゃんから衝撃的な事を聞き。
私は慌てて海を探した。
けど、その日は見つからず。
あまりにも遅い時間だったから、仕方なく諦めた。
最初のコメントを投稿しよう!