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それからの二人(超・妄想コンテスト第29回)
あれから数週間。
うみと一緒に暮らすことになった。
うみは猫だから自由気ままだけど、必ず…って言っていい程、ちゃんと家に帰ってくれます。
そんな私には一つの楽しみがある。
それは…。
「もう…そろそろかな?」
時計を見た私はソワソワし始めた。
猫ドアからカタンっと音がして、パッと明るくなり。
パタパタと玄関で小走りした。
「おかえり。」
「ただいま、空。」
そう言って笑顔で私は、うみを迎えた。
そう。
これが、私の一つの楽しみ。
そして…二人の新たな約束。
必ずどっちかが家に居たら"ただいま"と"おかえり"を言う事。
ちっぽけな約束だけど、私は幸せいっぱいです。
―END―
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