34人が本棚に入れています
本棚に追加
「みんな!! 待たせたな!! アタシが来たからにはもう安心よ!!」
そう言ってジャキン!!と腕を天に上げる。
「悪!! 即!! 斬!!」
腕から出てきたのは――
大きなサイコガンだった。
「ちょっと!! やっくん、前から言ってるけど、銃で悪!!即!!斬!!はないから!!」
千冬の突っ込みに、八雲がニヤリと笑う。
「フフン……。アタシの技を……あんたたち、かわせるかしら?」
そう言うなり、八雲はサイコガンを乱射した。
「あっはっはっはっ!! あっはっはっはっ!!」
「ぎぃやぁぁぁ!!」
高笑いをしながら、乱射する八雲。
叫びながら逃げる悪漢たちと三人のサムライ。
渓谷は阿鼻叫喚の地獄と化した。
「あんのハゲサムライ!! 見境なしか!!」
叫ぶ千冬にユウがキリッとなり、マチルダに告げる。
「こうなったら……あれしかない。マッチー、頼んだでごさるよ」
最初のコメントを投稿しよう!