エブザムライ

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―――― 「……お館様。ユウ、マチルダ、千冬、八雲の四人――無事に合流できたようです。このまま、滞りなく行けば、村は守ることができるかと」 「そうですか。わかりました。ご苦労様ですが……引き続き、報告の方をお願いします」 「はっ!!」 そのまま、青年は足早に部屋から出ていった。 一人残された和貴は車椅子を操り、縁側に出る。 空は雲一つない蒼窮の青―― 美しい蒼窮の空に、和貴は願いを託す。 どうか―― この闇深き世界に――光を―― 私のサムライたちよ―― と―― 【完】
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