第2章

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アニメのCMが終わっちゃうらしく、すぐ明良は戻っていってしまった。 気まずさが残りながらも先輩に家を案内して行く。 「春先輩こっちです。」 とりあえず先に明良の親に挨拶して明良の部屋に行く。 勉強会と呼んだのにノートすら出さずにテレビを見ている2人を見て、どうして良いか分からない先輩がこっちを見ている…。 どうフォローして良いかも分からず 「あの…。このアニメが終わったら…勉強会が始まる…はず…です。」 徐々に声が小さくなるのが自分でも分かったが、とりあえずフォローを入れる。 と言うか春先輩来るって連絡したのに何やってんの?! 何故か分からないが凄く恥ずかしかった。 俯いて固まってる俺を見て、春先輩が頭を撫でてくれた。 とりあえず気持ちを落ち着けて机に勉強用具を広げて座る。
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