第2章

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「明良の好きなお菓子買ってきた。」 そう言って、買ってきた袋を開けてお菓子を2個渡す。 「秋、俺のは?俺のは?」 嬉しそうに陽介が手を出してきた。 「お前のはない。」 そう言うと陽介が口を大きく開けて変な顔をした。 その顔ちょっと面白い。 しばらく止まっていたと思ったら、急に高速で明良の方を向き泣き真似をしだした。「明良~!!秋がぁ~秋がイジメる!!」 一部始終を見ていた明良が呆れた顔をして見ていた。 「秋!!何でそんな意地悪言うの!?」 俺がうつむいてると、明良は怒りながら聞いてくる。 「何でいつも仲良く出来ないの?!」 俺がシュンとしてると頭に何かが当たる。 「まぁまぁ。月島の好きなお菓子が分からなかったんだよな?」 春先輩が頭を撫でながら聞いてくる。
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