第2章

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「春先輩!!甘やかさないで下さい!!秋はいつもいつも…」 明良がいつもの俺の行動を身振り手振りを付けて春先輩に一生懸命説明してる。 それを聞きながらも春先輩は優しく俺を撫でてくれている。 長いこと説明していた明良を春先輩がなだめてくれて、やっと勉強会が始まる。 勉強会が始まって数10分たつが、何故か陽介は分からない事があっても春先輩には聞かず俺と明良に聞いてくる。 春先輩はそれを見ても気にする様子もなく俺と明良に優しく教えてくれる。 分け隔てない優しい先輩だ。 「春先輩、ココなんですが…」 俺が聞くと、先輩が近づいてノートを覗く。 先輩の教え方は丁寧で凄く分かりやすかった。 陽介も俺達じゃなく春先輩に聞いた方が分かりやすいんじゃないのか? 意味が分からんっと言う意味も込めて、陽介をチラッと見たら何故かこっちを睨んでいた。 意味が分からないが…とりあえずすごい形相だったから見てみぬ振りして勉強をまた始めた。
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