第2章

12/12
前へ
/78ページ
次へ
次の日、気まずい気持ちで学校へ行く。 「おはよっ!」 いつも通りに集合場所に遅刻し、いつも通りの陽介が後ろから走ってきて目の前に立つ。 無言で立ってる俺を心配そうに明良が見ている。 「どうしたのぉ?」 「…別に。」 そう返事をして3人で学校に行った。 変に気にしてたのは俺だけだったのか? そう思いながらも、途中で明良に告げ口されるかもとか色々考えたが話にも出て来なかった。 結局帰りになってもその話題はいっさい出てこず1日は終わった。 …もしかしてアレは夢だったのだろうか? そう思っても本人に聞く勇気も無く、疑問が残ったままその出来事は終わった。
/78ページ

最初のコメントを投稿しよう!

3人が本棚に入れています
本棚に追加